こんな時こそ

こんな時こそ、「笑い」を忘れてはならぬ。
私の大学時代の恩師は、こんなことを話してくれたことがある。
世の中は悲劇ばかりだ。だから笑わなければならない。「喜劇」でなければならないんだ。
その恩師は、「喜劇」の作家だった。最後まで「笑い」にこだわった小説家であった。
方法としての「喜劇」を常に考えていた人であった。

生き方の話にすり替えてしまうとなんだか違ったものになってしまうかもしれないが、でも、今になってその恩師の言葉ひとつひとつが心に響いてくる。