ジェーン・オースティン

DVDで『ジェーン・オースティンの読書会』という作品を鑑賞。ジェーン・オースティンという作家は、不思議なくらい人気の高い作家だ。この作品の中に登場する、読書会唯一の男性メンバー、グリッグが劇中で言うように、読まずにいる人間にとっては、ジェーン・オースティン少女小説という程度の認識しかない。でも、否、だからか?映画化もたくさんされてきて、そのどれもが堅苦しい文芸物という印象はない。内容が決して古びなく、瑞々しい印象さえする。
私は、映画化作品でいうと『クルーレス』が印象深い。『エマ』を現代のギャルストーリーに変奏したラブコメである。

さて、この『ジェーン・オースティンの読書会』も、タイトルから考えるとインテリぶった話かと勘違いされそうだが、とても軽いタッチのコメディである。登場人物それぞれのキャラが均等にしっかりと描かれていて、それぞれの人生と、ジェーン・オースティンの作品とか重なっていくのが面白い。オススメ作品。